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各種ハンドピース類の滅菌システム

この文章は「MURAI DENTAL CLINIC」から転載させていただきます。

 

ハンドピース類の消毒を歯科医院がどうしているかのアンケート結果です。この県は継続的な取組みを20年以上続けており他府県と比べて歯科医師の意識は高いと考えて下さい。
半数近くの歯科医院は外側を消毒綿で拭くだけで再使用しています.その都度滅菌している医院は30%にとどまり、この対策が未だに遅れているのが分かります。
「ハンドピース類自体はメス等と違い直接組織を穿通するわけではない」として、滅菌は必要ないと考えているのかもしれません。
しかし、ハンドピース類は外部の汚染だけではなく、内部汚染もあるのです。むしろこの内部汚染が深刻なのです。

 

 

 

染め出し液の入ったコップの中でエアータービンを空ぶかし、取り出してから外部を奇麗に拭き取り、その後タービンを空ぶかしした時の状況です。この染め出し液はいったい何処から出てきたのでしょうか?。
この原因には以下の2つがあるとされています。

①エアータービンのスイッチを切って、急激に回転が止まることによリ、ハンドピース内が陰圧になるため、空気の排出口から唾液や血液などが内部に逆流する。
②エアータービン、マイクロモーター等のスイッチを切ったとき、水回路の給水が急に止まらず液たれを起こさないようバックサクション機能を持たせてある機種は、ハンドピース水回路がが陰圧になるため、水の排出口から内部に唾液や血液などが逆流する。

 

 

最近ではメーカー側も逆流防止のための対応を取っているようです。モリタ社とシロナ社の例を紹介します。上がモリタ社の対策、下がシロナ社の対策例です。シロナ社の逆流防止装置はOリングで行われているようです。スイッチが入って水圧がかかるとOリングが膨らんで隙間から注水されスイッチが切れるとOリングが縮んで注水口が塞がり逆流を防止するといった、いたって簡単な原理のようです。

 

 

 

国産の治療用ユニットと比較して、格段に進んだ感染予防対策がとられているドイツのシロナ社のユニットでも同様の実験(染め出し液の中での空ぶかし)を行ってみました。
エアータービン、マイクロモーター、3wayシリンジとも僅かですが逆流が起きている可能性があります。とにかく、内部汚染対策にはハンドピース類の滅菌が欠かないことが分かります。内部汚染を極力予防するには下記の注意を守ることが重要です。
①ハンドピース類はオートクレーブ滅菌する
②水没、上向きの状態で操作を終了しない
③逆流防止対策がとられているハンドピースを使用する
④口腔内、口腔外バキュームを有効に利用する

 

 

 

使用済みのハンドピースは滅菌ブースに集められ、まず外部のアルコール綿による清拭が行われる。その後ハンドピース内部の洗浄と注油がおこなわれ、一つひとつ滅菌バッグに入れられオートクレーブ滅菌する。これらの対象になるのがエア?タービンハンドピース、マイクロモータハンドピース(アングル、ストレート)の全てです。 滅菌することによって故障が多くなるという声を聞くことがあります。一番考えられるのは滅菌温度の管理が充分ではないことが考えられます。熱源ヒーターの近く、あるいは乾燥時異常に温度は高くなっている滅菌器があるようなので注意が必要です。大変ですが本数を充分用意して、熱源ヒータに頼らない乾燥機能を持つオートクレーブでの滅菌がベターのようです。私たちは121度25分での滅菌を行っていますが、ほぼ20年以上、滅菌によると考えられるトラブルは経験していません。

 

 

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